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高校生の皆さんへ【高岡サノコラム③戦う敵の強さを知ろう】

2019.10.04
高岡駅南校

夏休みが終わったかと思えば、もう早くも10月です。しかしながら、異常気象なのか、いまだに半袖で過ごすことが多い、蒸し暑い日が続いていますね。くれぐれも体調を崩さないよう、お気を付けください。
さて、今回のコラムを記そうと思ったのは、今夏のお問合せ、お申し込みが多かった、高岡エリアの高校1年生の生徒さんに共通していた「お悩み」がきっかけでした。

それは、「中学校の時までは、英語も数学も得意だったのに、高校になったらサッパリ分らなくなった。」と言うものです。皆さま、心当たりはございませんか?

このお悩みの原因、根幹は「敵の強さを知らずに、中学校の時と同じ手法で、闇雲に戦っているから。」であることが多いと感じています。
実際にヒアリングしていくと、生徒さんの多くは勉強していないわけでは無く、むしろ毎日、毎晩、一生懸命に予習と格闘しておられました。その多くは、「英語の予習」「古典の予習」「数学の予習」で、かなりの時間を費やし、その様子を見ておられる保護者様も「頑張っているのは見ているのですが、分からなくなっているようで、辛くて、、。」と嘆かれます。

中学校の学習では、英語、数学は学年を追うごとに、段階を踏んで難易度が増していきます。また、前学年時での学習を基礎として発展するケース(例:比例・反比例→1次関数→2次関数)が多く、その都度、振り返りの復習をすることも可能です。また、大原則として「教科書や新研究(など副教材)」を超える難易度の問題は基本的に出題されず、「見たことのある問題」が形を微妙に変えて、繰り返し出題されます。

つまり、中学校では「教科書の問題・新研究の問題を完璧に解けるようになった生徒」「決められた範囲を確実に反復・暗記できた生徒」が成績が良かった訳です。

一方、高校での学習内容は「教科書に載っていない事が、副教材で普通に出題される」「習っていない英単語が出るのが当たり前」「各学校で使っている教材の難易度が全く異なる」と言う、中学校時とは全く異なるものとなっています。
また、将来的に文系、理系に分かれるため、定期テストのみに必要で、「将来的に受験では解ける必要のない問題や教科」も履修内容に存在しているというジレンマもあります。また、あえて苦言を呈しますが、上位進学校は勿論、中堅進学校での採用教材の「難易度が高すぎる」事も、生徒さんが全く分からなくなる状況を加速させています。

考えてみて下さい。生徒さんは最近まで中学生だったのです。その生徒が使用する教材が、「高校3年生が、難関大学を受験する直前まで使用できる難易度」なのです。はっきり申し上げて「解けるわけないよね。」という問題も、数多く含まれています。しかも、多くの学校では授業で懇切丁寧に説明することも無く、生徒の予習でその難問に取り組ませますので、更に難易度は上がります。

真面目な生徒さんは、中学校の時と同じように、全部完璧に理解しようと試みますが、一部上位陣以外にはほぼ不可能なレベルと言えます。
中学校の野球チームで、エースで4番だった子に、いきなり甲子園常連校と試合させて、コテンパンに敗北を味あわせて、天狗の鼻をへし折るような、暴挙だと私は考えています。中学時には、ほとんどすべての問題が解けた生徒さんが、急に分からないことだらけになった不安感、劣等感は想像するに難くありません。

私たちKATEKYOでは「生徒さんに、一般的な基準、難易度を知ってもらう」「今、絶対に解けなくてはならない問題と、受験までに解けるようになれば良い問題、もしくは解ける必要の無い問題を分類する」「定期テストでしか使えない丸暗記の予習ではなく、受験勉強になる予習、復習を身に着けてもらう」「要領の良い予習を実践できる様にする」「敵の強さを知り、要領よく勝つ準備をして貰う」「負ける問題があって当たり前な事を知って貰う」といった事を、生徒さん、親御さんにお伝え出来るよう心掛けています。

解けなくても良い問題に悩んでいる生徒さん、難しい問題だけを解きたくて、その前の基礎を蔑ろにしている生徒さんを見ると、本当に辛くなります。
大学受験と言う難易度の高い旅に、地図もコンパスも無く闇雲に根性で進んでいくのは、自殺行為です。
我々、ベテランの案内人が、受験に向かって楽しく高校生活を送って頂き、素晴らしい結果を得て頂くお手伝いを致します。
是非、いろいろなお悩みをお聞かせください。


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