こんにちわ。
富山県家庭教師協会富山東事務局、KATEKYO学院富山
新庄校の石黒です。
10月に入り、肌寒い夜も出てきました。受験期に突入し夜遅くまで
学習している生徒も多くなってきています。日中との寒暖の差が
激しくなる季節ですので、体調には十分気を付けていただき、
効率よく学習できる環境を作ってください。
さて、今日は知識の定着についてお話します。教育相談をしてて思うのは、
知識のインプットはできていてもアウトプットをしていないために、知識が
定着していかないお子さんが多いという事です。これは脳が重要かどうかを
タグ付けする動きに関係しています。
どれだけ本をたくさん読んで知識を頭に入れても、それを誰かに伝えたり、
書いたりというアウトプットの行動がなければ、脳は重要ではないと判断
して、重要タグを付けません。重要タグを付けられなかった情報は、脳の
奥底へ格納されます。一方、アウトプットをした情報については、脳は
重要タグを付け、いつでも取り出しやすい場所へ格納します。重要タグを
付けられた情報は、同じ重要タグを付けた情報と時にはリンクを張り、
時には合わさって、情報内容が充実していきます。
以上の事より、学校では一度授業等でインプットした情報を課題や
テストという形でアウトプットさせることによって、重要タグを付けるよう
仕向けているのです。学校からの課題やテストにはそういった意味がある
ことを覚えておいてください。
インプット・アウトプットで知識が定着するという事は、情報を脳の中で
循環させる事です。これは、我々が生きていく上で非常に大切な法則
です。身体を作るとき、食べて(インプット)、排便して(アウトプット)
を繰り返します。食べたものをエネルギーに変え、筋肉を動かして
エネルギーを使い、能力が向上します。また、我々が生きているこの地球
においても循環の法則で成り立っています。全ての事が循環の中で存在
していることを考えれば、当たり前のことのような気がします。
少し壮大な話になってしまいましたが、話を戻しましょう。