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【新庄校コラム】学べる地域の重要性

2019.10.30
富山新庄富山東事務局
こんにちわ。
富山県家庭教師協会富山東事務局、KATEKYO学院富山
新庄校の石黒です。今年も残すところ後2か月となりました。
思い残すことがないよう、一日一日を大切に過ごしたいものです。

 

さて今回のコラムは「学べる地域の重要性」という事についてお話しします。
日々の面談を通して、時の流れに伴い、学習環境が非常に変化している
ことを実感します。スマホやタブレットの普及、様々なものの電子化、
圧倒的に身近になったゲーム等が挙げられます。親御さんからも、こういった
環境に対しどのように対応していけばいいかわからないという声も多く
聞かれます。私の偏見かもしれませんが、このような環境の変化に悩む
ご家庭は、「田舎」といわれる地域に比べ、県庁所在地のような「都会」
の方が多いような気がします。これは、田舎と都会における地域活動の
性格の違いが大きいと考えます。

 

私は富山県砺波市出身なのですが、毎年10月23日に秋祭り
(いわゆる収穫祭)が行われます。富山県の中でもどんどん人口が
増えている地域で、青年団も70名以上が実質的な活動を行って
います。私の父が青年団をしていた頃に、何か地域に根差した楽しい
祭りを作りたいという事から、初めは獅子舞を作る話も出ていた
そうですが、独自の祭りを伝統として作っていくという目的で奉納太鼓
を作ったそうです。当時、太鼓で伝統的な地域を調べ、勉強に行き、
叩き方やお囃子(笛)を学んできたという話を父から聞かされたもの
です。地域の人たちに祭りというものを認識してもらうために、太鼓を
リアカーに載せ、叩きながら練り歩いたそうです。現在はトラックの荷台
に大太鼓を載せ、朝から小学生や大人が地域全部を周り花歌を披露
します。そして夕方からは、日頃の練習の成果を魅せるべく、氏神様を
祭る神社の境内に特設ステージを組み、小学生、青年団、青年団の
奥様衆が太鼓の音色を奉納します。私は今年で45歳になったため、
地域の青年団は卒業となります。18年間(途中富山市に引っ越し
ても継続させていただいたのですが・・・)この祭りを守ってきて、一番
感じるのは、地域の子供達に対する想いです。私が小学生の頃、
青年団の方が叩く太鼓のカッコよさに憧れ、同級生と太鼓の華である
「トリ」を奪い合い、9月末から行われる夕方の練習が非常に楽しみ
であったことを思い出します。
※「トリ」とは学年で一番上手な子が最後に叩く「早叩き」の事。
青年団の皆さんはいつも楽しそうで、でも挨拶や礼儀に対しては自分の
子でなくても非常に厳しく、優しく、温かく、いわば「地域全体の子」として
扱ってくれていたように感じます。その伝統が今でも受け継がれており、
安心して子育てができるという事で、若い世代の家庭が爆発的に増え、
少子化と言われている昨今において、子供の数が年々増加している
地域となっています。

 

この地域の子は少なからず「祭り」というイベントごとを通して、大人から
多くの事を学んでいると思います。挨拶や礼儀はもちろん、人に対する
話し方、聞き方、人との付き合い方等、今や少々疎遠になりつつある
人と人とが顔を突き合わせて行う地域教育が行われています。
勉強はあくまでも自分との戦いです。知識を得ることは非常に大切です。
一方、座学では絶対に学べない事もあります。それが部活動であったり、
遊びであったり、旅行であったり、地域の様々なイベントであったりします。
地域コミュニティを通して学ぶことが多ければ、そこで学んだ子供たちは
その地域に根付き、何世代も続くことに繋がります。
一方、都会は人の入れ替わりが激しく、なかなか人の定着が難しいと
感じます。色々なものがあって便利ではありますが、色々なものが
ありすぎて人が分散し、なかなか一つの事に対してまとまりにくいという
性質があるのだと思います。そういった環境によって、地域コミュニティが
弱く、スマホやタブレット等個人で情報を得たり楽しんだりする比率が
高くなるのではないかと推察します。
しかし、上記の祭りの例とはいかなくても、少なからず地域のイベント
活動等に親が(大人が)積極的に参加し、子供も巻き込んで楽しむ
ことを考えることはできると思います。地域で学べる環境を作っていく
という事が、大人の使命ではないかと感じています。

 

<家庭教師部門> 富山県家庭教師協会 富山東事務局
<完全個別塾部門>KATEKYO学院 富山新庄校
教務 石黒 史隆
076-451-7733


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