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【新庄校コラム】目的と行動

2019.11.16
富山新庄富山東事務局
こんにちわ。
富山県家庭教師協会富山東事務局、KATEKYO学院富山
新庄校の石黒です。だんだん寒さが増し、不調を訴える生徒も
増えてきています。先日新庄北小学校ではインフルエンザで
学年閉鎖になった記事がニュースになっていました。注意して
いてももらってくる場合がありますが、日常の手洗いやうがい等を
徹底し、自己防衛をお願いします。

 

さて、今回は「目的と行動」というテーマでお話しします。
最近の教育相談で気になるのが、目的と行動が一致していない
生徒が多くみられるという事です。ご存知の通り、人間の全ての
行動の裏には目的があり、その目的を達成するために行動する
という一連の流れは、我々が生きていく上で当然のように行って
いることです。例えばご飯を食べるという行動には、空いたお腹を
満たすという目的や、成長するという目的の上に成り立っています。
また、日々の部活動を頑張るという行動には、上手になるという
目的や全国大会で優勝するという目的の上に成り立っています。
この目的が明確であればあるほど、行動に対する強いモチベーション
となり、より大きな成果を得ることが可能となります。
勉強に置き換えてみると、日々勉強を継続するという行動には、
〇〇高校に入るという目的や〇〇大学に合格するという目的、
次の期末テストで上位に入るという目的、A君には負けないという
目的等があります。その目的に対する具体的な行動が日々の
勉強となります。最近の教育相談では〇〇高校へ行きたい、〇〇
大学で△△を研究したい等、具体的な目的を挙げてくれる生徒は
増えてきているのですが、その目的を達成するための具体的行動
に繋がっていない場合が多いと感じるのです。もちろん、目的意識は
強いので、何かしなければいけないけれど、具体的に何をどうすれば
いいかわからないという生徒もいます。しかし、最近目立つのは、目的
は明確に持っているが、いざ行動に起こそうとしていない生徒が多い
という事です。ではなぜ目的に対する行動ができていない生徒が増えて
きているのでしょうか?

 

先日、新大学入試制度において英語試験は今年度民間の試験を
利用しないという報道がなされました。ひと昔に比べて、中高生(広い
意味では小学生も)にとって受験システムが複雑になってきており、
目的を達成するための目標を立て辛い時代になってきていると思います。
また高学歴⇒いい就職先という時代も終わり、企業側も求めるのは
高学歴よりは人間力(生きていく力)の高い生徒を求めるようになって
きています。つまり、少し前であれば、良い就職で生涯獲得賃金額を
上げることを最終目的とし、そのためにより具体的な進路へと落とし
込んでくることで、必然的に目指すべき大学や高校が決まり、現在の
自己の実力と照らし合わせて足りていない分をどうするかという観点から、
行動に落とし込むことができました。しかし、学歴志向が低下し、大学
への入り口も多種多様となった近年は、選択肢が多いがために、具体的
な目的や目標を設定することが難しくなり、非常に大枠の目的から
モチベーション付けを行わなければならない時代に変遷してきていると
感じます。目的が大枠であればあるほど、具体的行動に落とし込みにくく
なり、それが効果的な行動に繋がっていないことが原因の一部であると
考えます。最近の生徒は目的が明確であってもその目的を達成する手段が
あまりにも多種多様なために迷い等が生じ、行動にまで移せていない、
もしくは日々の行動について、目的達成に繋がっている感が薄いように
感じているのではないでしょうか。私はそんな生徒には、まず目先の小さな
ところに目標を設定し、それに対する具体的な行動を考えるようアドバイス
しています。勉強は全員が大好きなわけではなく、むしろあまり好きではない
という生徒が多いので、好きではない行動に対するモチベーションを付ける
ことはとても難しい事であると思います。それが非常に遠く、かつ様々な段階を
経ていかないと達成しない目的に対しての行動を考えるよりも、より身近で
小さな目的達成のための動きを具体的に指示を出し、成果を得ていくことで
長期的なモチベーションに変え、小さな成果を積み上げていく事で最終的な
目的に近づいていくほうが確実であると考えます。我々は受験のプロとして、
変遷していく学習環境をいち早く理解し、生徒と同じ立って考え、アドバイス
することを大切にしていくべきだと考えます。

 

<家庭教師部門> 富山県家庭教師協会 富山東事務局
<完全個別塾部門>KATEKYO学院 富山新庄校
教務部長 石黒 史隆
076-451-7733


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