令和2年度、県立高校全日制の志願者数(倍率)が発表されました。
その倍率で一喜一憂されているかもしれませんが、倍率がどうであれ本番で大切なのは自分の力をしっかり発揮すること。今まで頑張って学習してきた努力を思いきり試験にぶつけてやる!くらいの気持ちで臨み、ぜひ実力を出し切ってください。
でもどうしても、いつも試験になったら緊張し、あとで「こんなところでどうして間違ったんだろう?」となる人や、「頭が真っ白になり、覚えたはずなのに忘れてしまった」となる人が時々出てきます。お腹が痛くなるという人もいますね。プレッシャーが強いと誰もが、そういった状況になりがちですし、元々、そういう傾向のある人は、ちょっと心配になりますね。
今回はそういう人たちのために、入試で緊張しないための方法など、ご紹介したいと思います。
①まずこれからの心構えとしてですが、プラス志向のイメージを持とう! 試験で順調に次々と問題が解ける自分を強く想像しよう。そして合格した自分のことを想像しよう。それだけでも精神的な面から良い結果につながることが科学的に実証されています。マイナスのことは考えない。
②そして前日に、忘れ物など無いように、しっかり準備しておくこと。当日は間違っても遅刻できないので、天候も考え、早めの行動をとることが大切ですが、忘れ物があったら、それだけで気持ちが焦ってしまうし、遅刻の原因となりますので、前日からしっかり準備し、心に余裕を持つことが大事。
③試験会場に入ったら、他校の生徒が沢山いて、皆な自分より頭が良さそうに見える人がいると思います。そんな時は、周りの人たちを、カボチャ、キュウリ、大根と思ってしまおう。気持ちが楽になります。(失礼なので、この際だけの話です)
④そして腹式の深呼吸です。早くやってはだめ。ゆっくり4秒かけて鼻から息を吸い、7秒止める。そして8秒かけて口からフーと息を吐く。緊張しているな、と思ったら、これを何度か繰り返してみよう。リラックスできる呼吸法です。
⑤試験になったら出来そうな問題から始めること。大問ごとにあまりつながりはないので、できそうな単元の問題から始め、自分を調子付かせよう。
他にもいろいろありますので、調べてみてもよいと思います。でも自分だけが緊張するのではなく8割近い人が緊張するのです。皆一緒なのです。またオリンピックなどで世界新記録や自己新記録がよく出るように、適度な緊張は味方にもなってくれるのです。
緊張は友達!そう思って、本番でぜひベストを尽くしてください。
受験生、みんな頑張れ! 応援しています。
魚津事務局、学院滑川 倉元 吉則