先日、とても興味深い記事が北日本新聞に掲載されていました。
全国都道府県・政令指定都市の公立小中高生を対象とした2019年度英語教育実施状況調査が公表され、『英検準2級』以上の力がある高校3年生は、全国平均が前年度から3.4ポイント増の43.6%となり、その中でも富山県の高校3年生は57.5%が英検準2級以上の英語力が認められ、全国2位の結果となり、中学3年生の『英検3級』以上の全国平均は44.0%となり、富山県の中学3年生の結果は46.2%で平均以上ではあるものの、全国18位の結果となったという文部科学省の記事です。
ちなみに、中学3年生部門の1位は『さいたま市』、2位は『福井県』、3位は『岐阜県』、4位は『横浜市』、5位は『福岡市』、また、高校3年生部門の1位は『福井県』、2位は『富山県』、3位は『秋田県』4位は『兵庫県』、5位は『石川県』となっていました。
東京を筆頭に、大阪、名古屋等の都会の私立高校や私立中学が含まれていないので、数字的にはそのまま受け取ることは出来ませんが、中学生部門と高校生部門を比較すると、福井県では中学・高校に繋がる安定した英語教育が実施され、富山、石川、福井の北陸勢の強みである公立高校の徹底した英語教育が大きく反映された結果だと思います。
高校生からの指導依頼で理数系科目の依頼も多いですが、『英語が苦手』という相談も非常に多いです。色々話を聞くと、中学1年次の英語を本格的に学習したときの躓きや理解不足、それが足を引っ張り、英語がよくわからなくなり、英語嫌いになってそのまま、という生徒さんが非常に多いと感じます。そして高校に進学し、次なるステージを目指す段階で、理系も文系も関係なく、英語は共通ワードとして乗り越えなければならない科目になってあらためて指導依頼を受ける流れです。
ただ、深い内容、高いレベルの長文読解(上位レベルの大学になると高い読解力、想像力、表現力が求められます)は別にして、共通テストレベルで言えば、英語は基本、社会と同じ、努力科目と考えています。『英語とは』という最初の導入の取り込みがうまく運べば、あとは知ってるか、知らないかの知識の勝負です。とても時間が掛かるかも知れませんが、掛けた時間の分の蓄積(財産)が必ず役に立つことでしょう。
よく、長文問題が苦手で時間が足りない、という話も聞きます。その多くは、単語力、熟語、イディオム、そして構文知識不足がきっかけとなり、読んでいる文中に読めない単語、よくわからない表現が出た瞬間、頭が一瞬空白になり、そこを堂々巡りして時間が過ぎていくケースと思われます。前後の関係で、わからない単語を想像しよう、という聞こえの良いアドバイスを耳にしたことがありますが、前後もわからなかったらどうするのでしょう?躓きのほとんどがほんの1語に詰まった瞬間から起こることを考えれば、とにかく1語でも多く、貪欲に単語、熟語やイディオムに身に付けるよう、日々の学習を進めて欲しいです。
ただ、自分だけでは本当にちゃんと身についているのかどうかの不安もあるでしょう。その時は迷わず、人の手を借りれば良いですし、場合によっては私たち、プロの家庭教師の出番となります。
不安があったり、もう少しアドバイスをして欲しいと思う生徒さんや保護者様は是非、お気軽にお問合せください。最大限のお手伝いをさせていただきます。
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責任者 田中秀典