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高校入試における1点の大切さ

2020.09.04
新着情報魚津駅前校滑川駅前校

9月となり、受験生にとっては、いよいよ入試を強く意識する時期になりました。皆さん暑さに負けず頑張っていますか?

さて今回は富山県の高校入試における1点の大切さについて述べたいと思います。

中3の人なら富山県の高校入試が1教科40点満点、5教科合計200点満点で行われることは、既に知っていると思います。でも初めてそれを聞いた時、多くの人が

「変な点数だな~」と思ったことと思います。

事実、公立高校で、入試が1教科40点満点というところは、富山と京都だけで、あとの都道府県はほとんどが100点か50点満点なのです。

問題数が少ないの?とも思ってしまうのですが、問題数は100点の試験とそう変わりません。時間も50分で同じです。

 

では、どこが違うか?・・・ここが富山県の高校入試のポイントの1つになりますが、

1問あたりの配点が小さくなり1問1点問題が多くなります。

100満点のテストでは、1問が2~5点問題が多くあり、そのお陰で記述解答などでは、採点する先生によっては「おまけ」や「部分点」などで、ちょっと点数をもらえた、ということがあったと思います。でも40点満点の入試では、「配点1点」という問題が多く、惜しい答えであっても✖になります。 1点問題におまけはありません。

 

そして本題はここからです。

惜しい答案で丸がもらえなかった。うっかりミスで1点損した。よくあることですが、高得点の人から、低い点の人まで、ばらばらにいる中学校内で、その1点、2点の違いは、そう多くの順位変動は起こすことはなく、1点2点くらいどうってことない、と思っている人も多いかもしれません。

でも入試ではまるで様子が違います。1点2点で大きく順位が変わります。

入試はどこの高校であっても、ほぼ同じくらいの点数を持っている人ばかりの中での競争となります。例えば普通科なら自分と同じくらいの、その高校の目標点に近い人たちばかりが、近隣の中学より100~200人集まって受験します。200点満点になっていることで、皆、点数が似通り、同点者も多いので、1~2点でも順位が大きく変わるのです。普通科などでは1点違いで軽く10番くらいの順位変動があるでしょう。

その入試という接近戦の中で、ほぼわかっている問題での失点は、もう少しで丸をもらえただけに悔しいし順位を大きく下げてしまいます。どこかにある1点差の合否の境目に関係してくるかもしれません。

それが3問4問、本番であったら・・・怖いですよね。

 

以上、1点の大切さを話してきましたが、君はどう思いましたか?惜しい答案や、うっかりミスで、何点か失点するのは本当にもったいないし、ライバルはそこで点を取ってきます。とくに今まで、おまけや部分点で点を拾っていたところは、変な安心感を持っていたりするので、過去の答案を見直し気を付けておこう。これからは1点にもならないと思ってください。

 

そして「惜しい答案」も「うっかりミス」も自分では気付きにくいところ。これらの対策はいろいろありますが、まずは演習量を増やし、その答え合わせもしっかり行うことが大事です。家庭教師の先生がついている皆さんならば、そこをしっかり見てもらい一緒に改善していきましょう。

県立高校入試まであと約半年。1点1点を大切に、悔いのないよう頑張りましょう。私たちも応援します。

 

魚津事務局、KATEKYO学院 魚津駅前校、滑川駅前校  倉元 吉則


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