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【新庄校コラム】暗記が苦手な子供が増えてきた件

2020.09.10
富山新庄富山東事務局
こんにちは。富山県家庭教師協会富山東事務局、富山北事務局、KATEKYO学院富山新庄校、富山豊田校の石黒です。今朝のニュースで、ようやく秋雨前線が南下してきており、今週末太平洋高気圧との押し相撲の後、来週からは秋らしい気温に落ち着いてくるようです。今年の夏はマスクのせいか、例年よりも体感温度が高く感じていたのは私だけではないと思います。とにもかくにも、学習しやすい環境になっていくことは間違いありません。

 

さて、今回は「暗記が苦手な子供が増えてきた件」についてお話しします。最近の教育相談で、暗記を苦手としているお子さんが非常に多くなってきたと感じます。数学の計算はできても、英単語や理科社会の用語が覚えられないというものです。全てにおいて「興味」が関係していることは言うまでもないと思いますが、確かに最近の生徒の傾向として、様々な事への興味が薄れてきているような気がします。今やネットで色々な情報を安易に取得できる世の中であるにも関わらず、知識の入り口である興味を持つことができない、持ちにくい生徒が増えてきているのはなぜでしょうか?個人的な見解になりますが、私は二つの要因があると思います。

 

一つ目は情報過多です。人間はお腹を空かせているとき、食べ物を探すことに必死になります。喉が渇いていれば飲み物を探します。ネットでなんでも情報が収集できる上、望まない情報も自動で耳や目に飛び込んでくる世の中になってきているので、子供から貪欲さが薄れ、努力して何とか得ようという気持ちが少なくなってきているのだと思います。興味とは自分の知らない分野の知識に対して、知りたい!という気持ちです。そして、何とかその知識を得ようと動いて調べて苦労して得た時、その行動体験が脳の中で、そこまでして得た重要な情報としてタグ付けされ、記憶に残るのです。今の子供たちは動かず指一本で欲しい情報が手に入ります。決して苦労しません。まして、欲しい情報しか得ようとしなくなってきていることは、非常に大きな問題点だと思っています。

 

二つ目は、アウトプットの少なさです。私が教育相談でよくお話しするのですが、人間の脳は情報をインプットしただけで知識の定着は図れません。本をたくさん読めば国語力が上がるわけではありません。学習する上で重要であるのは、脳にその情報は非常に大事であると認識させることであり、情報を詰め込めばよいというものではありません。人間の脳は不思議なもので、何らかの形で「重要」タグをつけることができれば、それは記憶に残る情報になりますし、逆にどんな重要な情報でもタグ付けされていない情報は脳の奥底で「不要」タグを付けられ片付けられてしまいます。タグ付けする場合は、それなりのインパクトや刺激が必要で、その作業は年齢とともに衰えていくと言われています。インプットした情報が重要であると脳に認識させる一番の方法は、「アウトプット」です。学校での授業がインプットであり、課題やテストがアウトプットです。よって、学校で行われるテストは脳に重要であるとタグ付けするための必要なものであり、点数は単にその時の理解度合いを示すパーセンテージです。点数が良かったから、丸がたくさんついたからという観点ではなく、間違えた個所が「不要」のタグ付けがされているかもしれないので、間違い直しをして、その行為によって、「重要」タグに付け替えることが大切だということを覚えておきましょう。話がそれましたが、これも一つ目と同じく、情報化の弊害で人とのコミュニケーションの機会が減り、一人称完結というただ自己の欲しい情報のみをインプットするだけになってきているため、一つのことから派生する様々な興味に結びつかないのだと思います。

 

では子供たちに興味を持たせるにはどうすればいいか・・・ご家庭の教育で、社会の情報化の波に乗ることは大切なことです。スマホ、タブレット、パソコンがゲーム機になっているご家庭も多く見受けられます。ゲームを否定することはしませんが、ゲーム以外の情報収集ツールとしての活用も是非ご家庭で親御さんも一緒に実践いただきたいと思います。また、ご家庭で様々なシーンにおける会話(コミュニケーション)を大切にしていただきたいと思います。夕飯時、家族それぞれが自分一人の世界に入っていませんか?父はパソコン、母や子供たちは自分のスマホになっていませんか?そういえば、数年前うちの子が友達を連れて家に遊びに来た時、全員が黙って自分のゲーム機に向き合いゲームをしている姿を目撃しました。会話なしです(笑)情報機器使用に関する家庭内ルールも必要だと思います。それ以上に大切なのは、いくつになっても色々なお話ができる環境を作っていくということが一番大切なのだと思います。「暗記ができない=興味を持つ努力をしていない」まずは生活環境の見直しやご家庭でのコミュニケーションの取り方も見直してみてはいかがでしょうか?

 

【家庭教師部門】 富山県家庭教師協会 富山東事務局
                  富山北事務局
【完全個別塾部門】KATEKYO学院 富山新庄校
                  富山豊田校
教務部 石黒 史隆

 



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