皆さん、こんにちは。
富山県家庭教師協会砺波事務局の川原です。
夏が終わり本格的な受験シーズンがやってきました。
学校でも進路相談会や保護者会が開かれ、選択を迫られている生徒も多いと思います。
「焦ってはいるけど、何から手をつければいいのか分からない」
「弱点をつぶせって学校で言われるけど、言われてつぶせるならそもそも弱点じゃないし……」
「あー、なんか全部が嫌になってきたわ。もうどうにでもなれー(現実逃避)」
中には、こんなふうに考えてしまっている生徒さんもいるかもしれません。
勉強ってやっぱり孤独ですし、独学でやれる範囲にはそれぞれ限りがあると思います。
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さて、少し話は変わりますが、先日人生で初めて「映画の撮影」に行ってきました。
「え? 俳優デビュー?」と思われるかもしれませんが、残念ながらただのエキストラです。
それでも、色々と貴重な体験をさせていただいたので、そのことを踏まえて少し書いてみたいと思います。
私も人間ですので、映画撮影という響きに浮かれてしまっていたのは事実です。
とは言いつつも、映画の撮影なんていうのは当たり前ですが生まれて初めて。
緊張や不安が全くなかったというと嘘になります。
けれど、所詮はエキストラ。
「喪服を着て(葬儀場でのシーンということだったので)ただ立っていればいいんでしょ」と気楽に考えていました。
しかし、現実はそんなに甘くありませんでした。
まず現場で助監督なる人に言われたのが「葬儀でお経を読むシーンになりますので、自分の家族が亡くなった気持ちでお願いします」というお芝居など小学生の学芸会以来やったことのない私には若干ハードルが高い要求。
さらに私を困惑させたのが「遺骨(もちろん作り物)を箸でつまんで骨壺に入れてください」という指示。
立っているだけで良いと思っていた私にとっては、まさに青天の霹靂。
さて、ここで多くの人は「骨をつまんで壺に入れるだけだろ。簡単じゃん」と考えるでしょう。
確かに『箸でつまんで口に運ぶ』という行為は、何十万、何百万回と繰り返してきた行為です。
それと同じことなので簡単だと言われるのはごもっとも。
ところが、その簡単なことが大勢のスタッフに囲まれ、カメラが回り、緊張で手が震える状況では、ものすごく難易度が高い行為に変貌します。
これ、何かと似ていると思いませんか?
そう、『受験(試験)本番』です。
受験当日、緊張せずに普段通りやれば大丈夫と言われても、緊張はするし不安は付き纏います。
そうすると、学校のテストや模試なら迷わず即答できていた問題に迷いが生じてしまいます。
「①が正解だと思うけど、③もなんか怪しい……」
「この漢字、これであってたっけ……」
「これ-(マイナス)つけなくていいよな……?」
そして、この迷いが積もり積もっていくと、取り返しのつかない時間ロスに繋がっていきます。
では、どうすればいいのか?
残念ながら人間である以上、緊張や不安を完全に取り除くことは不可能だと思います。
となれば、方法は一つしかありません。
普段から本番と同じ緊張状態で問題に取り組み、その状況に慣れてしまうということです。
スポーツの世界ではよく「本番をイメージして練習に取り組め」と言われます。
勉強でも同じで、普段の問題への取り組み方を変えて自分を追い込んでみましょう。
「もし、今解いている問題で合否が決まったら」
「この択を間違えたら、国立大学の志望校を変更しないといけないかもしれない」
「本番は緊張で時間がかかるから、この模試は制限時間の30分前までに終わらせよう」
普段から自分にプレッシャーをかけておくことで初めて本番で迷いなく答えを解答用紙に書き込めるようになります。
緊張や不安は嫌なものですが、条件はみんな同じです。
上手な付き合い方を覚えて、解答用紙を埋める勇気に変えてください。
その勇気はきっと君を一歩先に導いてくれるはずです。
受験生にとっては大変な時期が続きますが、心を強くもって頑張っていきましょう!