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【豊田校コラム】歴史へのアプローチ

2020.10.07
富山北事務局富山豊田
こんにちは。KATEKYOの石黒です。朝晩が冷え込んできましたね。夜遅くまで勉強している方、朝早く起きて勉強している方は、風邪をひかないよう、十分注意してくださいね。

 

さて、今回は「歴史へのアプローチ」と題してお話します。私の中学時代を思い返してみると、正直歴史は好きではありませんでした。なぜ過去のことを習う必要があるのか、勉強したことが将来役に立つのか・・・わからないまま授業を聞いていた記憶があります。教科書に出てくる太字で書いてある人物名や用語を単に覚えるだけの作業をしていたような気がします。「暗記物」と昔言われていたように、中学レベルでは広く浅くの知識しか必要ありませんので、覚える努力さえすれば何とか点数になっていました。高校に入り、日本史・世界史の授業では、広く深く・・・言い方を変えれば、非常にマニアックな世界になりました。ここでは、中学校の時のような方法で覚えようと思ってもなかなか定着せず、点数を取るためには時代背景やつながりを意識する必要性が出てきたため、あまり興味のない私には苦痛でしかありませんでした。特に世界史には全く興味がわかず、似たようなカタカナの名前や、○○二世や三世と同じ名前の何世かが、色々な事件を起こすたびに、混乱していました。当時、三国志の英雄たちに憧れ、小説を読破するくらい好きであったため、中国史は比較的点数になっていた部分です。しかし、そのほかの部分については全くと言っていいほど頭に入っていなかったと思います。

 

大人になり、歴史というものが意外な部分から大切であると実感するようになりました。歴史に出てくる人々は当たり前ですが、我々と同じ人間です。歴史に出てくる人物はおおよそ国を良くしようとか、生活を豊かにしようとか、一般庶民を代表して改革や革命を実行してきた人たちです。また、成功と失敗を繰り返し、次々と新しい主人公が登場してきます。今のこの世の中は、歴史に出てくる人たちの成功と失敗の繰り返しによって現在の形になったと思います。また、歴史が作り出したものは、現代の原点になっているものが多く、進化の歴史とも言えます。そう考えると、歴史というものが少し違った見え方をしてきます。

 

わかりやすい例を挙げると、604年に聖徳太子は十七条の憲法を制定します。この背景には、当時隋と対等に付き合いを持ちたいと考えていた聖徳太子ですが、遣隋使派遣の失敗から、国として対等に付き合うに相応しい国家体制を作る必要性に気づきます。そこで冠位十二階や十七条の憲法を制定し、国家の基盤を作ります。そののち、有名な小野妹子を隋へ派遣し、なんとか対等な関係を構築することに成功します。このお話は、教科書の太字では604年、聖徳太子、十七条の憲法、冠位十二階しか覚えられませんが、なぜにそれが必要だったのかを考えれば、全てが繋がって理解することができます。それが、現在の法治国家である日本の根源になっているという事実は非常にロマンがあると思います。ところで、皆さんは十七条の憲法の内容を知っていますでしょうか?第1条の「和を以て貴しとなし」は有名ですね。十七条しかないですが、非常に上手に世の中で必要なことを取り決めていると思うのは私だけでしょうか?これを機会に、十七条憲法に何かが書かれているか、調べてみても面白いですね。

 

まとめますと、歴史は人が生きてきた道です。目的があり、その目的を達成するために法律を作り、戦争をし、文化を形成してきました。その背景には必ずそうせざるを得なかった理由があります。その理由に着眼することで、様々な心情や心の揺れを感じることができ、同時に流れを感じることができます。歴史を流れとして捉えることは、「暗記もの」から「学問」へと変える一歩だと思います。蛇足ですが、最近「キングダム」で中国の春秋戦国時代の熱い世界が現代に蘇りを見せています。漫画ですので、魅力的に着色されているのは間違いなく、また史実の部分も、その時々で権力者たる者たちが都合のいいように書き加えられたり削除されたりしているため、真実はわかりません。しかし、興味を沸かせるという観点で非常に有益であると個人的には思います(笑)

 

【家庭教師部門】 富山県家庭教師協会 富山東事務局
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教務部 石黒 史隆


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