生徒、保護者の皆さま、こんにちは、こんばんわ。魚津事務局、責任者の倉元です。
少し落ち着いたかと感じられた新型コロナでしたが、最近は感染力の強いデルタ株により、富山県でも感染者が急増しています。ワクチンを接種された方も徐々に増えてきていますが、さらにそれが促進されることで、また互いが注意し合うことで、感染拡大が収まっていくことを心から願うばかりです。
生徒の皆さんも、感染防止に十分気を配り、残りわずかとなった夏休み、そして間もなく始まる2学期に向け準備をしていただければと思います。こんな大変な時期だからこそ、みんなで一致団結してこの難局を乗り越えていきましょう。
さて今回は魚津事務局の総合教師、森山浩二先生に大学受験での英語の勉強法を、一例として寄稿してもらいましたのでご紹介します。
《大学受験、英語勉強法の紹介》
みなさんご存知の通り、昨年度から大学入試センター試験が大学入試共通テストに変わりました。それに伴って、英語の試験も発音・アクセント・文法・並び替え問題が無くなり、大問1から大問6まですべて読解問題になりました。読む単語数も約4200語から約5200語に大幅に増加しました。多くの情報の中から早く正確に、自分に必要な情報読み取る力があるかを試される内容のテストになっています。そのため、どんな勉強をすればよいのか不安に感じる人もいるかもしれません。しかし、やるべきことは、センター試験の時と変わりません。まずは、ベースになる語彙力(単語・イディオム・構文)と文法力をしっかり固めることが大切です。単語は、システム英単語を使って短いフレーズで覚えていくことをお勧めします。1日に10~15語程度、1週間で100語覚えることを目標にして下さい。システム英単語以外の単語集を使う場合でも、単語単独で丸暗記するよりも例文などを利用して覚えた方が忘れにくいし、英作文の能力アップにもつながると思います。イディオムは、vintageやnext stageの後ろに載っているので1日1ページを目安に、構文は例文を毎日5つずつを目安に覚えていくと良いと思います。
文法は、高校1年生の時に使っていた英語表現の教科書を使って基礎的な復習を行ってから、next stageやvintageなど実践的な問題に取り組んで、私立大学の一般入試の文法問題にも対応できるようにしておくことが大切です。これらのベースになる力がある程度身に付いてから、共通テストの予想問題や試行調査の問題に取り組んでみましょう。そのときに、英語の語順のままスラッシュを入れながら内容を読み取っていく(スラッシュリーディング)練習をする。慣れるまでは大変ですが、慣れていくにつれて読解速度は少しずつ上がっていきます。また、読解問題を解きながら、意味の分からない単語に印をつけていき、丸付けや直しが終了した後に専用のノートにその単語を書き出して覚えていくと良いと思います。語彙力をアップさせる努力は、大学入試が終了するまでずっと継続していくべきです。語彙力の差が共通テストの英語の点数の差になると言っても過言ではありません。共通テスト本番1か月前ぐらいからは、実際に時間を測って80分以内に解く練習を積み重ねていく。余裕のある生徒さんは、受験する予定の私立大学や国公立大学の赤本の演習を同時進行で進めていきましょう。そうでない生徒さんは、大学共通テストが終了して、自分の志望校判定を見て、出願先を決めてから赤本に取り組むことになります。国公立大学の2次試験は大学毎に出題傾向が大きく異なるので、過去問をなるべくたくさん解いて問題に慣れておくことが大切です。魚津教室や滑川教室にも赤本がたくさん置いてあるので、ぜひ活用してほしいと思います。
今回は、自分の生徒に実践してもらっている勉強法を紹介しましたが、何か一つでも良いと思うものがあれば、ぜひやってみて下さい!
魚津事務局、滑川駅前教室 総合職教師 森山 浩二