受験生の皆さん、いよいよセンター試験まで110日余りとなりました。
どの生徒さんも、合格に向けラストスパートをかけようとしておられることと思います。
あとたった3カ月半。皆さんには悔いの残さないよう、やるべきことはやった!と言えるように頑張ってもらいたいです。
さてその今年度の入試ですが、今年は例年よりレベルの高い戦いになると予想しています。
皆さんご存知の通り、センター試験は今年が最後の年。そして来年度から英語では外部検定を用いられるなど選考の仕方や、そしてプレテストでも問題形式、傾向も変わっていることから、今年で決めてしまわなくては、と皆が思っていると思います。誰だって来年には回りたくはない。現役生は勿論、浪人生はより一層そう思っているはずで、互いに強力なライバルとなってきます。そしてこのことにより各大学の倍率、受験者の学力も昨年までを上回ってくることが想定されてきます。
併せて数年前に文科省から提議された、水増し合格者の多い大学は、国からの助成金を打ち切る、という方針により、この数年、各私大は目標値とされた合格数は定員の1.1~1.2倍までに抑える、という努力をしてきました。そしてその目標が、受験生にとっては悲しいことですが、ほぼ達成されようとしています。
この結果、(他にも原因はあったかもしれませんが)昨年、一昨年と顕著にそれが表れました。
「模試でA判定もらっていたのに・・・」、「すべ止めだとおもっていたのに・・・」
と思いもよらない結果が出た生徒がどの高校でも、また私たちのような補助教育機関でも多くありました。どの大学も、少しずつ難易度が上がったと思わなくてはいけないような気がします。
また上記のことも反映し、今年度は推薦入学の希望者も増えることが想像されます。
一般入試をメインに据えながらも、一方で推薦での合格をとるのも今や大きな入学手段になっています。ただ誰もが推薦をもらえるわけではなく、その大学が必要とする平均評定値に足りているか、高校側として推薦するに足る生徒か、校内選抜が行なわれます
丁度この時期はどの高校でも大学推薦希望の提出や選抜が行われている時期。推薦での大学入学を考えている人は、すぐにでも高校の担任に相談しよう。ただ、こちらも例年より高い倍率になることが予想されます。
上記に上げた通り、今年は例年以上に厳しい戦いになると考えられますが、条件はどの受験生も同じ。今年度のこの展望や、傾向を知りつつ判定に油断せず、最後粘り強く努力していくことが合格を近づけてくれます。自分を信じ、また体調にも気を付けながらラスト110日余、頑張れ! 魚津事務局 倉元 吉則