いつ明けるともしれぬ梅雨と、終わりの見えないコロナ禍が続いております。
「新しい受験方式」「新しい生活様式」「短い夏休み」と、なんだかネガティブになってしまいそうな程、今年の受験生に皆さんは「今年初めて」に直面する生活ですが、ある意味条件はみな同じです。
今、自分がやれることを、正しい方法で、全力で努力する夏にしたいですね。ぜひ応援したいと思います。
さて、SNSで森博嗣さんという小説家が書かれたという文章に出会いました。とても興味深かったので、ぜひ皆さんんにご紹介したいと思います。
「物事が上手」になるための大事なことが含まれていると思いますので、ぜひ読んでみて下さい。
以下、引用。
>絵が上手い人は、手に技術があるのではない。目が精確に形を捉えていて、手が描く線の狂いを感知できる。つまり、「上手い」というのは、ほとんどの場合、「測定精度の高さ」なのである。たとえば、料理の上手い下手は、最終的にはその人の舌の精度に行き着く。
ラジコン飛行機の操縦が上手いか下手かは、飛行機の姿勢をいかに精確に捉えられるか、という目で決まる。咄嗟に舵が打てるか、適切な舵が打てるか、といった問題は大したことではない。
工作が上手いかどうかも、常に材料を精確に測定できるか、にかかっている。狂いのない飛行機を作れる人は、小さな狂いを見ることができる人である。精確な位置に穴があけられる人は、精確な位置に罫書きができる人だ。
もう少しわかりやすく説明すると、「どんなとき、どうすれば良いか」といった知識は誰でも簡単に学べるが、一番難しいのは「今がどんなときか」を感知することであって、これは知識としては学べない。現在の位置や状態を的確に把握できれば、もう「上手い」も同然なのである。
さて、それでは勉強がうまくなるには、どうすればよいのでしょうか?
自分の間違えた原因が正確に見抜け、戻り学習する場所をピンポイントに見抜き、適切な学習量を、集中してこなす・・・。なかなかいきなり一人ではハードルが高そうです。
勉強が上手くなる近道は「教えるのがうまい人の真似をすること」だと考えます。様々な分からないに触れてきた、プロの家庭教師は「教えるのがうまい人」で、その方法を一緒に勉強することで教えてくれ、宿題に出してくれます。
「学ぶ」は「真似ぶ」。まずは模倣から始めて、「勉強の上手な生徒」を目指して頑張りましょう。応援します。
富山県家庭教師協会 高岡事務局(家庭教師派遣部門)
KATEKYO学院 高岡駅南校(完全個別指導塾部門)
教務部 佐野 陽三
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